風にはためいてる姿をかきたかったんですがめっちゃ寒そう!
スーツのカラーが珍しく蒼・紫ベースなのは1$に萌えていたからです、多分。


なんと友人のやえちゃんがこの絵に文をつけてくれたよ!!!
※ル次なのでスクロールで読めるようにしてあります。




































 喧騒は遠く、クラクションが甲高く横切る。眠れない街のエネルギーは星空の情緒を掻き消して尚、愛おしく眼に焼き付いた。
 ふらりと歩み出た男の背を視線で追って、ルパンはグラスの酒を舐める。美味い、とは思うものの馴染みのない銘柄は思い出せず、しかし、20センチ向こうのラベルを振り向かせるのは億劫だった。視界の端で、干されたグラスの氷が囁く。
 蝶番と火打ちの和音。吹き込む夜風に紫煙が混じれば、彼は長く戻らない。
 この寒いのに。
 嘆息は早くも白く濁り、ルパンは軽く身を振るわす。脱ぎ捨てたジャケットもグラスも置き去りにして、紫紺に溶けそうな背中を呼んだ。振り返るのを待って踏み出したバルコニーは予想よりも寒く、眼下の光は冴え冴えと水晶体を貫く。
 呼気か、煙か。判別のつかない白い靄を吐き出して、次元の唇は緩く笑んだ。寒風を纏って裾が遊ぶ。煽られて加速する吸い掛けの火が、朱色を深めてじんと焦げた。
 ルパンの指が、ひらひらと飛ばされそうなタイの端を捕まえる。憮然としたのは一瞬で、引かれるに任せて傾ぐ次元は何時になく寛容だ。酔っているわけでもなかろうに、刻まれた穏やかな笑みは消えずに。だけど僅か、扇情的で、意味もないのに名を呼んだ。
 間延びした応えを待つ理由など見つけられずに、光は急速に色褪せる。冷たい次元の指先で、最後の炎が、灰と落ちた。


うおおおおなんだこれすごくごろごろする・・・!!
正直このイラストが元とか嘘だろと叫びだしたくなるほど超ル次なんですがどういうことなの!
この文章からはみでるほどの二人の色気はなんなんでしょうか。
こういう雰囲気をもっと絵で描けたらいいなぁと思いました(感想文状態)

なんというか・・・すごく、萌えました。
ほんとにありがとう、ごちそうさまでした!!!